バイトを始める際に避けられないのが「店長とのLINE」。
「初めての仕事のLINE」ということも多いため、「返信がこない…」「どこまで丁寧にするべき?」と悩むことも多いでしょう。
本記事では、バイト先の店長とLINEでやり取りする際の基本マナーから、困ったときの対処法までを具体例つきで解説します。
バイト店長へのLINE、基本マナーとは?

まず大前提として、バイト先の店長は仕事上の関係者です。
友達のようなラフな言葉づかいではなく、ある程度丁寧な言い回しを心がけましょう。
仕事を始めたばかりだと違和感があるかもしれませんが、
毎日最初の会話は「お疲れ様です」から始めるのが基本。
そして「よろしくお願いします」「分かりました」
…この2つのフレーズも頻繁に使うことになります。
スタンプや絵文字で済ませず、まずはきちんと文章で送りましょう。
バイト店長への初めてのLINE文章は?

まず悩むのはここでしょう。
「店長にLINEを追加してもらった後の初めてのLINEで何を送ればいいのか?」
LINE追加のタイミングはそれぞれでしょうが、
- まだ採用が決まっていない場合は「お世話になっております。」
- 採用後は「お疲れ様です。」
から始めましょう。
(「LINE追加ありがとうございます。今後頑張っていきますので~~」みたいな文章は、個人的には必要ないと思います)
そしてその後要件を述べます。
お疲れ様です。本日からお世話になります○○です。よろしくお願いいたします。
すみません、初出勤前に確認したいことがありLINEさせていただきました。
○○なんですが……
という感じです。
ですが、すぐに返信がこないこともあるということは想定しておいてくださいね。

前日とかにしておけば安心だね
ビックリマーク「!」は使ってもOK?

使い方次第だと思います。
「ありがとうございます!」のように丁寧な文に少しの明るさを加える形であればOKですが、
「了解です!!!」のような強すぎる表現は避けたほうが無難です。
店長のスタイルに合わせるのがおすすめです。

店長が「お疲れ様です!」と送ってくるなら、自分も合わせてみる…とかね。
分からないときは無難に「お疲れ様です。」かな?
朝・22時以降にLINEしてもいい?

朝の連絡は、内容によってはOKです。
たとえば「本日休みたいです」などの急ぎの連絡なら朝7時台でもするしかありませんよね。
店が開けなくなったら大変ですから……。
まぁ電話ではなくLINEですから、そこまで神経質になることはありません。
7時以降22時以前くらいを目安にして送りましょう。
尚、バイト先が23時まで開いていて店長が働いている…等でしたら、その時間も大丈夫ですね。
不安なら
「お疲れ様です。夜分遅くに失礼いたします…」から始めたり、
「おはようございます。早朝にすみません。本日体調が悪く、出勤できなくなりました。
8時ごろに既読が付いていない場合は直接お電話させていただきますが、早い方が良いと思い、取り急ぎLINEさせていただきました。」
というように送りましょう。
返信がこない・既読無視された

「既読はついたのに返事がこない」「これって既読無視?怒ってるの?」
というのは、多くのバイト経験者が感じる悩みです。
ですがこれは多くの場合
店長が「まだ返信できる内容が分からないので、分かったら連絡しよう」と考えているパターン。
そして「分かったら連絡しよう」をそのまま忘れることもよくあります。
急ぎでなければ1〜2日待った後、追いLINEしましょう。
「すみません、先日のLINEですがご確認いただけましたら幸いです」
シフト希望をLINEで送るときのコツ

口頭での提出が難しい場合、LINEでシフト希望を送ることもあります。
このときは以下のように見やすく送るのがポイント。
お疲れ様です。○月○日〜○月○日のシフト希望をお送りします。
休み希望日:○日・○日・○日
よろしくお願いいたします。
改行を入れて視認性を意識すると、好印象です。
もっとややこしいシフト希望の場合は、以下で詳しく解説しています▼
【例文】バイト先へのシフト提出LINE。齟齬なく店長に休み希望を出そう
店長とのLINEの終わり方。スタンプOK?

LINEの切り上げ方も最初は難しいところです。
長々とLINEし続けることは両者とも望んでいません。
しかし、友人とLINEするときのようにスタンプで切り上げるのはやめておいた方が無難でしょう。
慣れないと不安かもしれませんが
「ありがとうございます」「承知しました」という文字の後、既読スルーで終わりで大丈夫です。
「これ…何か返した方がいいのか?」という不安を乗り越えましょう。
もう用はないんですよね?だったら大丈夫です。
「ありがとう」「よろしくお願いします」に返信は必要?
もし何か「ありがとう」と店長からLINEが来た場合は
とんでもないです!
でLINEを終わらせてしまいましょう。
少しそっけないと感じる場合は
とんでもないです!頑張ります。
でもいいですね。
店長から「よろしくお願いします」と来た場合は
分かりました!
でOK。
もし店長の「よろしくお願いします」が、自分が了解した後で来たLINEならば既読スルーでOK。返信は不要です。
「分かりました」「了解です」「承知しました」どれがいい?

店長への返しとして
どれを使うと良いのか?
結論どれを使っていても落ち込むことはないのですが、推奨順は
「承知しました」➡「分かりました」➡「了解です」
です。
「承知しました」が目上の人に使うのには最適。「分かりました」が少しフランクになります。
そして、「了解です」は上官が部下に使う言葉だったこともあり、「やや適切ではない」となります。
まぁ、丁寧語ではあるのでそこまで気にしない店長も多いでしょう。
まとめ|丁寧すぎて損はない。LINEは「連絡手段」と割り切ろう
バイト先の店長とのLINEは、社会に出る前のビジネスマナーの練習でもあります。
- スタンプや絵文字の使い方は場面を選ぶ
- 挨拶やお礼は簡潔に、でも丁寧に
- すぐ返信がなくても焦らず、時間を置いてから再送する
という基本を押さえれば、トラブルはほとんど防げます。
最初は緊張するかもしれませんが、慣れれば自然と自分のスタイルができていきます。
大切なのは丁寧に分かりやすく伝えようとする姿勢。
ビジネス上のコミュニケーションとは「分かってもらうこと」です。
これを念頭に置き、やりとりを重ねてみてくださいね。
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